機能性セラミック商品事業部の新製品の商標が決定しました!

2024年12月13日 機能性セラミック

プロセスにより表面改善した96%アルミナ基板ハイエンドモデル「セラフラット®」

オール白金電極を採用し、SDGsに配慮しためっき処理不要のHTCC*基板「ハイセラフィーユ®」

機能性セラミック商品事業部の製品2品番が新たに商標を取得しました!


セラフラット®
ニッコーが確立したプロセスにより、96%アルミナ基板の組成そのままに基板表面のピンホールを低減させ、 平滑な表面状態を実現した96%アルミナ基板ハイエンドモデル「セラフラット®」は薄膜配線に適した基板です。(旧ピンホール改善基板)

ハイセラフィーユ®
電極材に白金を使用し、めっきレスによる環境配慮とコスト削減を実現した「ハイセラフィーユ®」
96%アルミナ基板、アルザ®(アルミナジルコニア基板)をベースに高強度、高熱伝導性・低誘電損失などの機能が高まったHTCC*基板「ハイセラフィーユ®」(旧アルミナ多層配線基板)

*ピンホール≒基板表面の窪み
*HTCCとは、High Temperature Co-fired Ceramics(高温同時焼成セラミックス)の略称です。

開発秘話
◇セラフラット®が生まれた背景
お客様工程でアルミナ基板上に高密度配線をするとピンホールによって断線やショート不良が発生するという問題が起こっていました。
ピンホールを改善して欲しいという、お客様の声に応えるべく開発はスタートしました。
従来のやり方に囚われず、「ピンホールの原因は何なのか?」皆でアイデアを出し合い、試行錯誤の末、ようやくお客様に認めていただく製品を作ることが出来ました。

◇ハイセラフィーユ®が生まれた背景
白金HTCCは1980年代に開発されましたが、近年では需要もなくなり医療用途などの特殊分野のみで製造されています。
かなりの期間、日の目を浴びることのなかった技術ではありますが、その間に環境配慮、熱の増大などの新しい社会のニーズも出てきていました。
勝算があるわけではありませんでしたが、白金HTCCはニッコーでも作れる基板技術であり、新たに挑戦を始めました。
実際に取り組んでみて可能性を感じたメッキレス基板が社会に受け入れて頂けるなどの成果もあり、何とか量産も始まりました。

今後の展開
近年、電子機器の小型・軽量・高性能化は進み、基板配線は高密度化しています。
そのような状況の中、セラフラット®は陰で社会を支え、暮らしを豊かにすることに貢献していけると信じています。

皆様がご存じのとおり、白金(プラチナ)は変色変質せず永遠の輝きを保つ唯一の金属です。
まだ緒についたばかりの古くて新しいHTCC基板技術ですが、プラズマ、医療そして耐環境性などに白金電極の特長を活かした製品開発を進めていきたいです。

特許庁での審査の結果、2024年11月7日に商標登録されました

商  標  セラフラット
商標権者  ニッコー株式会社
登録番号  第6862385号
登録日   令和6(2024)年11月7日
区  分  第 9 類
商  標  ハイセラフィーユ
商標権者  ニッコー株式会社
登録番号  第6862386号
登録日   令和6(2024)年11月7日
区  分  第 9 類

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セラフラット®

セラフラット®(ピンホール改善基板) | セラミック基板 | 「機能性セラミック」ブランド | NIKKO ニッコー株式会社 石川県 白山市

ハイセラフィーユ®

ハイセラフィーユ®(アルミナ多層配線基板) | HTCC基板 | 「機能性セラミック」ブランド | NIKKO ニッコー株式会社 石川県 白山市

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