ニッコーが推進する持続可能な取り組み
未来を素敵にする

「素敵」という言葉は、誰にとっても素晴らしいことを指します。
誰にとってもとは、お客さま、パートナーの方々、地域社会、
地球環境、そして私たち自身もです。

また、私たちはお客さまに選ばれる会社を目指しています。
選ばれ続けることは、必要とされること。
それを持続するためにも、
私たちは「誰にとっても素晴らしい未来」をつくります。

1 陶磁器・ライフスタイルブランドの挑戦

大量に資源を採掘して大量に食器をつくり、割れたり欠けたりしたらすぐに廃棄するという
リニアエコノミー(直線経済)のモデルを続けていては、陶磁器の業界に未来はありません。

限られた資源を大切に活用し、普遍性のあるデザインと耐久性のある機能を兼ね備えた食器をつくる。
その食器を無駄のないサステナブルな梱包でお客様の手元に届け、一枚一枚をできる限り長く使い続けてもらう。
そして使用後はその食器を回収し、再利用や修理、アップサイクルやリサイクル、
土へ還すなどの取り組みを通じて循環を作り続けていくことを目指します。
循環型の陶磁器づくりへの転換を通じて、ニッコーの大切なパートナーである飲食店やホテルの皆さま、
そしてその先にいる一人一人のお客様と地球全体のサステナビリティを高めていきたいと取り組んでいます。

陶磁器をサーキュラーエコノミーへ

#Single use Planet
コーヒーカップ型メディア

長く使える良質な食器づくり

sarasub
取皿専用サブスクサービス

リカラーによる食器の再生

他分野での素材再利用

緩衝材・梱包材を
環境配慮型に

カドミウムフリーの顔料開発

陶磁器の回収素地リサイクル

上記の取り組み以外にも、複数の新たなプロジェクトが進行中です。

NIKKO Circular Lab CASE 1

BONEARTHを通じて
新たな付加価値を生む
サーキュラーコミュニティ

BONEARTH(ボナース)は、捨てられる食器から生まれた世界初の化粧砂にもなる美しい肥料です。

その肥料を通し、豊かな⾷を提供し続けたいとお考えのレストランや⽣産者の皆さま、そして資源枯渇や気候変動に立ち向かいたいとお考えの陶磁器メーカーの皆さまとパートナーシップを組み、新たな付加価値や体験を作っていきます。

【肥料登録番号:生第107121 号(農林水産省)】※国際特許出願中

NIKKO Circular Lab CASE 2

“地球を大切にしていくこと”を
呼びかけるムーブメント
「#Single use Planet」

#Single use Planet は、プラスチックの使い捨て(Single use Plastic)をできる限り減らし、一つしかない地球(Single use Planet)を大切にしていくことを呼びかけるムーブメントです。

ビジネスシーンなどでなじみ深い使い捨てプラスチック製コーヒーカップを何度でも使用可能なファインボーンチャイナ製のカップでオマージュした「カップ型メディア」です。このカップを通し、パートナーを探しコラボすることで、ソーシャルグッドな取り組みをしているパートナーをより多くの方に知ってもらうきっかけとなります。

NIKKO Circular Lab CASE 3

飲食店のサステナブルを支援するウェブマガジン「Table source」

サステナビリティやサーキュラーエコノミーに取り組みたい飲食店やホテルの方々の必要な情報が見つからない…。
その課題に応える「Table source」は、情報収集からサステナブルな調達、情報発信までをワンストップで支援します。

また、サプライヤーとしての立場を越えて、様々なステークホルダーの皆さまと協働・共創しながら
レストランのサステナビリティ向上に貢献したいと取り組んでいます。

2 水創り・環境ブランドの挑戦 マイクロインフラできれいな水を(まわ)

私たちが使用できる再生可能な水資源(川、湖、ぬまの水)は、地球上のたった0.01%です。
大切な水を使った後、きれいに自然に戻していくために不可欠な浄化槽。
昨今、その浄化槽の役割がマイクロインフラという側面からより重要視されています。

ただし、浄化槽も正常に機能させるためには、正しく使用することや適切な維持管理がとても大切です。
まずは汚水処理に対する意識を高めてもらうため、浄化槽の大切さを伝える「絵本」の製作や
浄化槽「ラッピング」で、浄化槽の仕組みを知ってもらう活動を行っています。

大人も子供も一緒に学べる浄化槽の絵本
『水の王さま』

絵本『水の王さま』のデザインでラッピングした浄化槽

高校生のデザインでラッピングしたマンホール

使う人、施工・管理する人、
環境にやさしい浄化槽で
持続可能な社会へ

CO2排出による温暖化の問題に対応すべく、使用時のエネルギー低減させた業界No.1の省エネ性能の一般家庭用小型浄化槽を開発しました。
また、槽寸法を小さくすることで、掘削土量が少なくてすみ、その分残土処分量も減らせます。施工が楽なだけでなく、施工に必要なエネルギーの低減につながります。
点検管理がしやすいシンプルな構造は、国外での使用にも向いています。

※業界No.1省エネ性能は、他社DOD20タイプの製品との比較(当社調べ 2023年3月現在)

私たちと地域の生ゴミ問題を軽減
ディスポーザー「CIALAC」

ディスポーザーのある暮らしは、水気を含んだ生ごみを溜めないから臭いがでません。害虫を寄せ付けません。収集場所の汚れや悪臭も減って衛生的です。掃除作業も楽になり、ごみ回収をしてくれる方々の作業環境の改善にもつながります。

キッチンから出るごみの多くは水気を含んだ重たいもの。でもこれからは軽くなります。

3 バスライフブランドの挑戦 ⼈々の⼼づくり、体づくりができるお⾵呂の持つ可能性

私たちはお風呂がただ体をきれいにする場以上の可能性を秘めていると感じています。
温浴効果、リフレッシュ効果は、一人一人の心身の健全性を高め健康寿命の延伸や
また、新しいアイディアを生み出す力となります。
バンクチュールは、ヘルスケア・ボディケアとメディテーション・インスピレーションの側面から、
お風呂の価値をもっと拡張させたいと取り組んでいます。

自分達のユニークな
事業ポートフォリオを活かす
余剰廃棄タイルの食器「uptile dish」

製造する際に生じる余剰タイルや、補修用として一定期間保管した後に産業廃棄物として捨てられていたタイルに加工を施し、食器として再生した、陶磁器事業部の新商品です。この商品化には、バンクチュール事業部の持つ、限られた資源を無駄なく使用するための専門的な加工技術が活かされ、使い勝手の良いサイズ感やスタイリッシュで洗練された仕上がりには、長年の食器づくりを通して培ってきた陶磁器事業部の「食」へのこだわりやノウハウが反映されています。

4 機能性セラミックブランドの挑戦 より電気を必要とする社会を支えていく

「エネルギー・環境問題の解決」と「社会の高付加価値化」から
電気化がますます重要になってくるといわれています。
これからの社会に求められるのはコア技術、高クオリティだと私たちは考えています。
技術開発を通して今ある素材はさらに環境に配慮したものへ進化させるとともに、
様々な機能を持つ付加価値が高いマテリアルやソリューションの創出を目指しています。

5 手元に届ける「食」の復興

私たちは関連会社である三谷産業株式会社とともに、1日でも早く元の生活に戻ることができるよう
被災地の支援活動として仮設住宅の戸別訪問・当社製食器をご提供しています。
地震や豪雨、台風等による被害の復興支援として被災した方々に食器をお渡しした後、青空市を実施してまいりました。
今後も継続的に被災地の支援活動を実施し、被災した方々の手助けになりたいと考えています。 ※直近5年間の活動を掲載しています。

【大雨災害支援】

新潟小岩内地区
青空市1回開催 食器790枚提供
2022年

【豪雨災害支援】

熊本県
訪問不可による郵送:新型コロナウイルス関連 食器594枚提供
2020年

【地震災害支援】

北海道勇払郡厚真町・むかわ町・安平町
青空市7回開催 食器1,639枚提供
2019年6月

【地震災害支援】

熊本県阿蘇郡
青空市2回開催 276世帯へ食器2,604枚提供
2018年7月

【大雨災害支援】

石川県小松市
訪問不可による郵送:新型コロナウイルス関連 食器150枚提供
2022年

【豪雨災害支援】

長野県長野市
青空市4回開催・117世帯へ食器868枚提供
2019年12月

【地震災害支援】

北海道勇払郡むかわ・厚真・安平町
130世帯へ食器520枚提供
2018年11月

【土砂災害支援】

熱海市伊豆山
訪問不可による郵送:新型コロナウイルス関連 食器416枚提供
2021年7月

【豪雨災害支援】

岡山県総社市・倉敷市
青空市6回開催 食器2250枚提供
2019年10月

【豪雨災害支援】

岡山県総社・倉敷市、広島県坂町、呉市
652世帯へ食器2608枚提供
2018年10・9月