ニッコー株式会社、ベトナム・ハノイに駐在員事務所を開設
〜ASEANでの浄化槽事業を本格展開〜

2025年9月8日
ニッコー株式会社(本社:石川県、代表取締役社長:三谷 明子)は、ASEAN市場における水環境インフラ事業の拡大を目的に、ベトナム・ハノイに駐在員事務所を開設いたします。
半世紀以上にわたり培った浄化槽製造の技術と、国内外累計100万基超の納入実績を有しています。当社は、1990年代にベトナムでの事業展開を開始し豊富な実績を持つ三谷産業株式会社の関連会社として、現地の多様なニーズに応える浄化槽の普及をさらに推進してまいります。
背景と目的
近年、ベトナムをはじめとするASEAN諸国では、経済成長と都市化の進展により、持続可能な水環境インフラの整備が急務となっています。
当社はこれまで、日本国内およびベトナム国内で工場、事務所、商業施設などの排水処理設備「浄化槽」の導入実績を重ねてきました。今回の駐在員事務所開設により、現地での情報収集、市場分析、関係機関との連携体制を強化し、より迅速かつ的確な対応を行ってまいります。
当社の浄化槽は、小型槽(戸建住宅向け)から中型槽(集合住宅・小規模施設向け)、大型槽(学校・病院・商業施設向け)まで自社製造しており、各施設の規模や排水量に応じて効率的に生活排水を処理します。これにより、地域の衛生環境改善と水質保全に貢献します。
駐在員事務所概要
- 名称:ニッコー株式会社 ハノイ駐在員事務所
- 所在地:7th Floor, Technosoft Building, 8 Alley 15, Duy Tan Street,
Dich Vong Hau Ward, Cau Giay District, Hanoi City, Vietnam - 開設日:2025年9月8日
- 代表者:室木 啓志(駐在員事務所代表)
- メール:h.muroki@nikko-company.co.jp
今後の展望
本拠点を基点として、現地政府機関や企業との連携を深め、衛生環境向上および持続可能な水処理インフラの整備に取り組みます。さらに、当社の強みである浄化槽技術を活かし、ASEAN全域への事業展開を視野に入れた活動を進めてまいります。
浄化槽とは
浄化槽は、トイレや台所、風呂場などからの生活排水を微生物の働きで分解・浄化し、きれいな水として自然に還す設備です。環境負荷を低減し、安全な水循環を実現します。
【ニッコー株式会社について】
https://www.nikko-company.co.jp/
1908年(明治41年)、石川県金沢市にて洋食器メーカーとして創業。以来、陶磁器事業部、水創り事業部、環境プラント事業部、バンクチュール事業部、機能性セラミック商品事業部の5つの事業分野を展開し、日々の暮らしをより豊かで快適にする製品を製造・提供しています。
【三谷産業グループについて】
https://www.mitani.co.jp/
創業97年、ベトナムでの事業展開30年の複合商社。化学品、情報システム、樹脂・エレクトロニクス、空調設備工事、住宅設備機器、エネルギーの6分野で事業を展開し、商社でありながらメーカー・コンサルタントの機能も兼ね備えています。