産業廃水処理システム・除害施設

これまで蓄積してきた水処理技術を活かし、
様々な分野の廃水処理に取り組んでいます。

工場や事業場の廃水を公共用水域に排出するための産業廃水処理や
下水道の排出基準値以下に廃水を処理する除害施設など、幅広く水環境の保全に尽力しています。
処理水の有効利用を目的とした中水施設の計画も提案可能です。

業種別ラインナップ・設置事例

厨房除害施設

業務用厨房等からの廃水には、高濃度の油脂分が含まれています。ニッコーの厨房除害施設は油脂分解能力に優れた担体を使用したシステムで、様々な厨房からの廃水に対応しています。

取扱実績
学校給食センター、社員食堂、ショッピングセンター、スーパー等の厨房廃水等

設置事例

東京ドームミーツポート様

廃水種類
厨房廃水+中水処理
処理水量
220m³/日
流入水BOD
1400mg/ℓ
処理水BOD
600mg/ℓ
処理方式
担体流動+膜分離活性汚泥方式

リコーテクノロジーセンター様

廃水種類
厨房廃水+中水設備
処理水量
180m³/日
流入水BOD
800mg/ℓ
処理水BOD
10mg/ℓ
処理方式
担体流動+膜分離活性汚泥方式

透析廃水処理施設・総合病院廃水処理施設

人工透析施設の増加に伴い、透析廃水処理施設の需要が年々高まっています。透析廃水の汚濁負荷は非常に高く、またpH値がおおよそ3~10の間で変化しますので、廃水の性状にあった適切な処理方法を選択する必要があります。

取扱実績
透析廃水、感染系廃水、手術室廃水、検査室廃水、ボイラー廃水等

設置事例

新松戸中央病院様

廃水種類
透析廃水
処理水量
35m³/日
流入水BOD
1200mg/ℓ
処理水BOD
600mg/ℓ
処理方式
担体流動方式

食品工場廃水処理施設

食品工場からの廃水は、生産品目、製造方法、製造量、廃水量等の様々な要因で、汚濁物質の種類や濃度が大きく変わります。
そのため、処理施設を計画する際には必要に応じて事前調査を行い、最適な処理方法を選択する必要があります。

取扱実績
弁当工場、惣菜工場、米飯工場、水産加工工場、精肉工場、菓子類製造工場等

廃水再利用システム

生活系廃水等の処理水の再利用は、上下水道の使用料金削減に非常に効果的です。ニーズに合わせた廃水再利用システムをご提案致します。

設置事例

東京理科大学様

廃水種類
中水処理
処理水量
500m³/日
流入水BOD
200mg/ℓ
処理水BOD
10mg/ℓ
処理方式
膜分離活性汚泥方式

廃水処理技術

担体処理

主成分がエーテル系ポリウレタンなので、親水性、生物親和性が強く高濃度に有用微生物を固定できます。通常の活性汚泥法に比べ、2~5倍の高負荷運転ができるので、設置スペースのコンパクト化が可能です。また担体内部の多様な生物相による消化作用により、余剰汚泥の発生量の低減が可能です。さらに担体の油脂吸着作用により、微生物による油脂の分解除去も可能です。

膜処理

膜は微生物を利用して廃水を浄化し、消化された処理水と浄化に利用した微生物を分離するフィルターです。孔の直径は0.4μm(1万分の4mm)と非常に細かく、廃水中の病原菌などを高い精度で分離することができます。省スペース・省エネ・高度廃水処理を同時に実現しています。

躯体構造

ボックスカルバート製

  • コンクリート製なので、強度に優れています。
  • 水深を深くとれるので設置スペースを小さくできます。
  • 工場管理製品のため、品質が良好で一定しています。
  • 比較的大規模の処理施設に適しています。

FRP製

  • 内部設備を組み込んで出荷するので工期を短縮できます。
  • 専門工場で製造しているので品質が良く一定しています。
  • 比較的大規模の処理施設に適しています。
  • φ2500mmの形状になります。