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水道水

家庭でいますぐできる節水方法8選!水道料金が上がっている原因も解説

水道光熱費の値上げにより、私たちの生活が圧迫され始めています。少しでも豊かな生活を守るため、家庭で節水できる方法があれば実践したいと思っている方は多いでしょう。節水とは、水の使用を我慢することではありません。生活の質を落とさず、無駄をなくして使用量を減らす手段です。

この記事では、水道料金が上がっている原因や地球環境への影響にも触れつつ、家庭でいますぐできる節水方法について解説します。毎月の水道料金を減らしながら、地球環境への貢献もできるようになりますので、ぜひ最後までお読みください。

水道料金が上がっている3つの原因

メーター

水道料金の値上げは、私たちが水を快適に使い続けるのに必要な措置です。節水に対しての意識を高めるためにも、水道料金が上がっている原因について確認していきましょう。

1.水道施設の老朽化

老朽化した施設のメンテナンスをしなければ、私たちのもとにきれいな状態で水が届きません。そのため、水道料金の半分以上が、地方自治体などが管理する施設の維持費用に使われているのが現状です。

水道施設には、国土交通省や都道府県などが管理するダムのほか、市町村を含む地方公共団体が管理する浄水場など、さまざまな種類があります。なかには1957年から使われているものもあり、老朽化への対策コストが増大しています。

2.節水器具の普及

節水トイレや節水シャワーなど、無駄な水を使わない節水器具が普及しました。

節水トイレは、国内における出荷台数が累計で3,000万台を突破し、2007年時点でわずか2%だった普及率が、2020年には36%に達しています。さらに新規で販売されるトイレに関しては、節水型がおよそ9割以上を占めている状況です。

社会全体の水道の使用量が減る一方で、水道施設の管理団体の収益は減少しています。運営維持をしていくためにも、水道料金の値上げが必要です。

3.人口の減少

人口の減少が続き、水道を利用する母数が減っています。そのため、管理団体の収益が減少し、料金の値上げが実施されています。

2020年の日本の総人口は、約1億2,622万人でした。2070年には、8,700万人程度になると予想されています。

水を使う人が減っても、水道を維持管理していくためには、1人ひとりの負担を増やしてでも運営費用を集めなくてはいけない、といった現状があるのです。

【場所・用途別】家庭でいますぐできる節水方法8選

水道

目の前の水道料金を減らすためにも、家庭でできる節水方法の実践をおすすめします。どれも少しの意識で簡単にできるものばかりのため、家族で試して効果を実感してみてください。

1.洗面所

毎日のように使う洗面所は、水の出しっぱなしを防止するだけで節水ができます。たとえば、石鹸を手につける場合も水栓を止める習慣づくりが大切です。

歯みがきでは、コップに必要な量の水を入れることを心掛けてみてください。手で水をすくっていると、こぼれた水が無駄になってしまいます。

1回の利用で節水できる量は少なくても、積み重ねれば着実に水道料金の減額をしていけるでしょう。

2.キッチン

キッチンでは、洗い物をするときに無駄な水を使用しています。とくに、しつこい油汚れを取るために水を使うと、節水につながりません。

油汚れは、事前にペーパーでのふきとりをおこなえば、皿洗いに使う水の量を減らせます。ペーパーも節約したい場合は、使用済みのラップやカード型に切った牛乳パックでも代用可能です。

また、油を水で排水口に流してしまうと、排水管をつまらせる原因になる可能性があります。キッチンを快適に使い続けるためにも、油汚れを拭き取ることから始めてみましょう。

3.洗濯

洗濯をするときは、ためすすぎの積極的な利用が大切です。規定した量のみの水で洗う機能のため、節水に適しています。洗濯機によっては、ためすすぎと注水すすぎを選ぶことが可能です。

注水すすぎは、給水を繰り返しながら洗う性質上、ためすずきより多くの水を使用します。汚れがひどかったり、毛布のような大きいものを洗ったりする場合のみ、注水すすぎを選びましょう。

4.お風呂

浴槽に入ったときに水があふれる場合は、お湯の張りすぎが考えられます。設定で水位を下げられるため、ちょうど良い量への調整が必要です。

また、家族で続けて入る意識を持つと、水道光熱費の節約につながります。お湯を新しくする必要がないため、ガスや電気を無駄に使いません。

シャワーヘッドを穴の小さな節水タイプのものに取り替えるのも一つの方法です。より節水効果の期待できる、シャワーヘッド自体に止水ボタンがあるタイプも販売されています。

5.トイレ

トイレの水を流すときには、大・小を使い分けるだけで節水になります。 

また、こまめに水を流さず、最後に1回だけレバーを操作する意識が大切です。臭いが気になる場合は、消臭スプレーをそばに置いておくことをおすすめします。

6.洗車時

洗車時は、バケツを使うだけで節水が可能です。ホースで水を流しっぱなしにすると、大量の水を無駄にしてしまいます。

1杯10リットルのバケツであれば、清掃に必要な量は3〜4杯です。一方で、ホースの場合は24杯以上の水を使っているケースがあるでしょう。

バケツ洗いにするだけで、浴槽一杯分と同等の、200リットル程度の節水が実現できます。

7.水やり

植物への水やりは、本来だと捨てるはずのお風呂の残り湯を、無駄にせず利用するチャンスです。一般的な家庭であれば、新たに水を出すことなく水やりを終えられるでしょう。

また、ホースではなくじょうろの利用を心掛けてみてください。量の調節ができ、植物への水のあげすぎ防止にもつながります。

8.掃除

掃除は、水だけに頼るのではなく、自宅にあるものと組み合わせることが大切です。たとえば、油汚れに小麦粉をふりかけるだけで、少ない水の量で掃除が完了します。

重曹やワックスなど身近にあるものを使えば、節水しながら簡単に掃除ができるようになるでしょう。

節水を実施すると得られる4つの効果

植物

節水を心掛けると、地球環境を守ることにつながり、未来の子供たちのためにもなります。目の前の生活を快適にしつつ、将来も不安なく過ごすために、節水で得られる効果を確認していきましょう。

1.光熱費の節約になる

マンション高層階で水道を利用する場合は、高層階までポンプで水を圧送するため、その分の電気料金がかかります。そのため、節水すると光熱費の節約につながります。

また、トイレや洗濯機のような家電を使うときなども、水だけでなく電気が必要です。節水をすれば、同時に光熱費の節約が期待でき、生活がしやすくなるでしょう。
 

2.水不足に対応できる

雨が降らない日が続くと、節水が必要になる場合があります。ダムの貯水率が低下し、水不足となる可能性があるためです。

普段からそれぞれの家庭が節水をしていれば、ダムの貯水率低下を防げます。また、節水が呼びかけられた場合でも、生活に大きな変化がなく過ごせるでしょう。

3.水資源を守ることができる

きれいな水はかぎりある資源であり、世界全体でみると不足しているのが現状です。水資源に関しては、主に以下のような問題が起きています。

  • 人口の増加による水不足
  • 気候変動
  • 水紛争

人口の増加によって水の需要が増している中、気候変動により、きれいな水が得られる場所が減っています。そのため、限りある水資源をめぐって水紛争が起きています。

水紛争とは、水の所有権などをめぐる国単位での争いのことです。少しでも紛争を減らし、水資源を守るためにも、1人ひとりの節水への意識が重要といえるでしょう。

4.地球温暖化の防止につながる

節水により電気の消費量を抑え、CO2削減ができれば、地球温暖化の防止にも貢献が可能です。

水をつくり、水道水を利用するまでの過程では、さまざまな場面で電気を消費します。たとえば、下水処理場や浄水場で使用される電気、高層階まで水を届けるポンプで使う電気などが挙げられます。

節水すると、これらの電気の消費量を抑えることが可能です。結果として、火力発電で排出されるCO2の削減にもつながります。1人ひとりが節水を心掛ければ、地球環境を守ることにつながるでしょう。

節水以外でも地球環境のためにできる3つのこと

節水

地球環境のためにできることは、節水だけではありません。身近な生活のなかでも、地球環境を守ることができる行動が多くあります。

少しの意識ときっかけがあれば実践できるものばかりなので、1つずつ確認していきましょう。

1.サステナブルな食生活を心がける

サステナブルは、持続させるという意味を持ちます。地球環境を守り続けるためには、サステナブルな食生活の実践が欠かせません。

たとえば、飲食店では、食べ残しをなくす意識が大切です。適切な量の注文を心がけたり、食べ残しのテイクアウトをしたりするだけで、食品ロスの削減に貢献できます。

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2.エコ家電にリニューアルする

家電の省エネ化が進んでいるため、古い製品は入れ替えることをおすすめします。たとえば、10年前の冷蔵庫のリニューアルをすれば、50%近い節電効果が得られるでしょう。

また、LED照明は、従来の蛍光灯より電球が長持ちする効果があります。エコなだけでなく、高いところにある電球を交換する頻度も減らせます。

自治体によっては、エコ家電へのリニューアルに対し助成を受けられる場合があるため、情報をチェックしてみてください。

3.生ごみを減らす

生ごみは、焼却時に温室効果ガスが発生します。そのため、無駄な生ごみの発生は、地球温暖化に悪影響をおよぼし続けています。生ごみを減らすためにも、家庭での食べ残しをなくし、買った食材を使い切る意識が大切です。

また、ディスポーザーのような、家庭でごみを処理できる機械の使用も有効でしょう。ディスポーザーは、キッチンのシンク下に設置し、生ごみを粉砕処理する機能を持っています。粉砕した生ごみは水と一緒に流した後、下水汚泥として取り出され、再資源化する試みが各地で進んでいます。

【関連記事】ディスポーザーとは? 導入のメリット・デメリットや設置にかかる費用の相場を解説

節水は家庭で簡単にできる!最新の家電も導入してエコで便利な暮らしをしよう

節水は、地球環境を守る活動のなかでも、家庭で簡単にできるところが魅力です。また、節水への意識向上をきっかけにし、省エネ性能に優れた最新の家電を導入したり、環境活動に積極的に取り組む企業の商品を選ぶのも一つの方法です。一人一人が少しずつでも意識をすることで、持続可能な生活を守ることにつながります。

ディスポーザー「CIALAC(シャラク)」を製造しているニッコー株式会社では、サステナブルなサーキュラーエコノミー(循環経済)の実現を目指してさまざまな取り組みを行なっています。またCIALACは、Panasonic(パナソニック)社のディスポーザー特許を公式に取得し、埼玉県のニッコーの自社工場で製造している日本製のディスポーザーです。東京圏のディスポーザー付き新築マンションの4割程度でご採用いただいています。※2024年3月末時点で採用率38.7%(2023年度中に東京圏の新築マンション向けに出荷されたディスポーザーに占めるCIALACの割合)

地球環境に配慮しつつ、暮らしを便利にしたい方は、ぜひお気軽にお問い合せください。

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CIALAC /ディスポーザー by NIKKO

1908 年創業のニッコー株式会社は、陶磁器事業で培った美意識と品質へのこだわりを受け継ぎながら、様々な事業を展開してきました。水処理技術を磨き続けて 50 年。1998 年の販売開始後、多くのマンションなどの集合住宅にディスポーザー排水処理システムを納入。全国に 100 万台以上設置されているニッコーの浄化槽は、今も人と自然が共存する社会を支えています。ディスポーザーと排水処理槽の開発・製造・施工・メンテナンスまでをトータルでサポートいたします。

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