生ごみを水道水と一緒…

臭い・虫を防ぐ生ゴミの捨て方8選|地球にやさしい処分方法も紹介
生ゴミをどのように捨てるのがよいか、おすすめの処分方法や簡単な捨て方を知りたいという方は、多いのではないでしょうか。
湿度や気温が高い時期になると、生ゴミの臭い・虫が気になる方もいるでしょう。生ゴミを放置するとカビが発生し、食中毒や気管支炎などの危険性もあります。
この記事では、臭い・虫の対策になる生ゴミの捨て方や、普段からできる工夫について解説します。また、道具を使って地球にやさしく処分できる方法も紹介します。生ゴミの捨て方にお困りの方は、ぜひ参考にしてください。
【簡単】おすすめの生ゴミの捨て方8選
生ゴミの臭い・虫を防ぐには、ご自宅にあるもので対策できます。生ゴミを放置すると臭いが発生するため、気になる方はすぐに対処することが大切です。こちらでは、周りにあるもので臭い・虫の対策が可能な8つの方法について解説します。
1.新聞紙で包む
新聞紙で包むと水分が抜け、臭いが出るのを軽減できます。新聞紙は隙間の多い繊維で作られているため、水分を抜くには効果的な素材です。また、新聞紙で使用するインクには炭が含まれているため、消臭も期待できます。
新聞紙自体は資源ゴミなので、本来は生ゴミと分けて捨てることが大切です。ただし生ゴミを包む用途で使用した際には、新聞紙に包んだ状態で生ゴミとして捨てられます。新聞紙がご自宅にある方は、ぜひ試してみてください。
2.水分を切る
水分を減らして捨てると菌の増殖を防げ、臭い・虫の発生を減らせます。調理前にヘタや種など、使用しない部分を取り除いたり、捨てる前に水切り器で処理したりして水分を減らすことが大切です。
実際に札幌市の調査によると、水切り器を使うと水分を約8%減らせるというデータがあります。他にも、コーヒーやお茶のパックを乾燥させてから捨てると、水分を減らせます。臭 い・虫を発生させないようにするには、なるべく水分を減らしましょう。
3.冷凍する
生ゴミの臭い・虫を解決するには、冷凍するのも一つの手段です。冷凍すれば、雑菌やカビの増殖を抑えられます。魚の内臓は腐りやすく臭いが発生しやすいため、冷凍保存しておけば臭いが気にならないでしょう。また、虫を発生させない点においても冷凍することは、効果的です。
しかし、生ゴミを冷蔵庫に入れることに抵抗感がある方は、一定数います。冷凍保存する前に生ゴミの水気をしっかり切るなど、他の食材に影響がないようにすることで、抵抗感を和らげられるでしょう。
冷凍保存するにはスペースの確保が必要となるため、普段からの食材管理が大切です。冷凍スペースに余裕がある方は検討してみてはいかがでしょうか。
4.重曹・クエン酸を使う
重曹やクエン酸を使えば、生ゴミの臭いを軽減できます。重曹はアルカリ性の物質で、菌が出す酸性の臭いを中和させる効果があります。一方のクエン酸は酸性の物質で、生ゴミから出るアンモニア臭のアルカリ性を中和させ、臭いを減らすのに効果的です。
また、クエン酸には殺菌効果があるため、菌が増殖することを防げます。重曹やクエン酸は 100円ショップやドラッグストア、Webサイトなどから購入可能です。安価でできる方法なので、生ゴミの臭いが気になる方は、試してみてください。
5.お菓子袋に入れる
意外かもしれませんが、お菓子袋は生ゴミの臭い対策に有効です。お菓子袋は空気が通り抜けにくく、外に臭いが出るのを軽減できます。
収集日までは生ゴミをお菓子袋に入れておき、捨てる際に分けて捨てましょう。お菓子袋は資源ゴミに該当する場合があるため、お住まいの地域の捨て方に合わせて対応することが大切です。
6.塩を使う
塩を使うのも、生ゴミの臭いを減らすのに有効です。塩は浸透圧により脱水作用があり、生ゴミの腐敗を遅らせる効果があります。
生ゴミに直接塩をかけて、水分が抜けたら捨ててください。ただし、食塩水を生ゴミにかけてしまうと、水分を与えてしまい、逆効果となる可能性があるため避けたほうがよいでしょう。
7.蓋つきのゴミ箱で対応する
蓋つきのゴミ箱に生ゴミを入れておけば、収集日まで部屋中に臭いが漂うのを予防できます。ただし、蓋つきのゴミ箱は内側が汚れやすく、放置するとカビが生えやすくなるため、定期的に汚れをチェックしてアルコール消毒をしましょう。
同じゴミ箱を長年使っている場合は、臭い漏れが起こる可能性があるため、買い替えを視野に入れてみてはいかがでしょうか。
8.ゴミ処理機を購入する
生ゴミの臭いが気になる方は、ゴミ処理機を検討してみてはいかがでしょうか。生ゴミに含まれる水分を温風で乾かすことによって、除菌・脱臭が可能です。ゴミ処理機には乾燥式とバイオ式の2種類があります。
乾燥式のメリットは、室内に置けて価格が手頃なことです。ただし、作業中に臭いと音が発生するほか、電気代は高くなる傾向があります。
一方、バイオ式は音が静かで、電気代は比較的安価です。ただし、臭いが発生するうえに、屋外にしか設置できないといったデメリットがあります。人気が高いのは乾燥式ですが、ご自身の生活スタイルに合わせて選択すると良いでしょう。
生ゴミの臭いの原因は微生物
臭いの主な原因は、菌が生ゴミを分解する際に出す物質です。さらに水分と湿度があると、カビも発生します。カビの胞子が体内に入ると病気につながる場合があるので、注意が必要です。こちらでは、生ゴミから出る臭いの原因について解説します。
菌が生ゴミを分解する
菌が生ゴミを分解する際に、きつい臭いが発生します。生ゴミは水分を含むものが多く、菌の増殖を促しています。
また、酸素が薄い状態を好む菌が多く、ゴミ袋を結んでいても増殖するため、注意が必要です。一般的に気温が30℃を超えると菌は増殖するため、臭いがきつくなる傾向があります。夏場は特に注意しましょう。
カビが発生する
生ゴミは、カビの養分となる食べカスと水分を中心にできており、放置するとカビが増殖する原因となります。
カビが発生したまま放置すると、胞子が部屋中に拡散し体内に入る場合があります。食中毒や肺炎、気管支炎などを引き起こす危険性があるため、早期に対策を打つことが大切です。
生ゴミの臭い・虫対策のために気をつけること
換気が不十分な状態で、水気があり気温が高い状況が続くと、臭いが発生したり、虫が寄ってきたりする原因になります。こちらでは、臭いや虫の発生を避けるために、普段から気をつけておくことを紹介します。
生ゴミを溜めない
臭い・虫が気になる場合はその都度、捨てることが大切です。自治体の生ゴミ収集は、週に2回程度あります。ゴミを1週間溜めていて臭いが気になるなら、週に2回、生ゴミを出しましょう。発生源である生ゴミを溜めないことで、臭い・虫が気にならなくなります。
魚はお店でさばいてもらう
魚を購入する際は、お店でさばいてもらうのも有効な対策です。魚の内臓を放置すると、きつい臭いが発生します。そのため、あらかじめ内臓を処理することによって、臭いの元を室内に持ち込まないことが、重要です。
鮮魚店やスーパーでは、購入した魚をさばいてくれるところが多いため、利用してみましょう。
三角コーナーに生ゴミを放置しない
三角コーナーに生ゴミを放置すると、臭いが発生します。シンク内に置くため、水がかかることが多くなります。水分を含んだ生ゴミは臭いが発生しやすいため、放置しないようにしましょう。
すぐに処分するのを忘れてしまう方は、三角コーナーに生ゴミを捨てないようにしたり、シンク内に置いたりしないなどの工夫することが大切です。
道具を活用して生ゴミをエコに捨てる方法
道具を使えば、簡単に生ゴミを処理できます。堆肥化など地球にやさしい処理をしたい方には、検討価値があるでしょう。こちらでは、道具を活用した生ゴミの処理方法について解説しますので、ぜひ参考にしてください。
コンポストを作る
コンポストとは、生ゴミを堆肥にする道具です。土の中にいる微生物が生ゴミを食べて分解することで、堆肥化する仕組みとなっています。
分解する際のエネルギーで土の温度が変化し、微生物の活動が活発になり、自然界より早く堆肥となります。コンポストを利用すると、部屋から臭いを減らせるだけでなく、生ゴミを捨てる手間も少なくなります。さらに、堆肥は園芸の肥料として利用可能です。
プラスチックや木枠などの容器に落ち葉や腐葉土を敷き、生ゴミを入れれば、準備は完了です。分解が進むように生ゴミは小さくし、時々かき混ぜます。マンションのバルコニーでできるバック式のコンポストもあるので、気になる方は試してみてはいかがでしょうか。
ディスポーザーを設置する
ディスポーザーとは生ゴミを粉々にする機械で、シンク下に設置して使用します。粉砕した生ゴミは水と一緒に下水道に流す仕組みです。お部屋で臭いが出ることがなく、簡単に生ゴミを処理できる点がディスポーザーのメリットです。
ディスポーザーを設置することによってゴミ出しすることが減るほか、下水処理した汚泥の利活用が行政によって進んでいます。ただし、設置できないマンションがあったり、自治体によっては禁止されていたりするため、事前に確認することが大切です。
生ゴミの捨て方にお悩みならディスポーザーがおすすめ
生ゴミの捨て方には、自宅にあるものを使ってできる方法が多くあります。また、臭いや虫の対策を簡単に行いたいなら、道具を活用することもおすすめです。
ディスポーザーなら、シンク下に設置するだけで生ゴミを粉砕でき、臭いに悩むこともなくなります。生ゴミ処理を楽にしたい方は、ディスポーザーを検討してみてはいかがでしょうか。
NIKKOのディスポーザーCIALAC®にはオートクリーニング機能がついており、本体内部に汚れを残さず、嫌な臭いが発生しにくくなっています。ご相談も受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。
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【参照サイト】“札幌発”生ごみ水切り器モニター調査結果報告|札幌市